アレクサンダーテクニック個人レッスン①

10月16日木曜日
ウィーン在住のアレクサンダーテクニック講師、Andreas Sandri先生にグラーツ音大でお逢いしていただきました。
彼は隔週、グラーツ音大に来校し、学部生対象に授業の一環の元アレクサンダーテクニックのレッスンを行っています。

以前から、興味を持つアレクサンダーテクニック。
アレクサンダーテクニックについて調べるとウィーンにアレクサンダーテクニックセンターがあり、そこで講師養成なども行っているようです。
センターのAndreas Sandri先生がわざわざグラーツに来られるということ、是非お逢いしたい!

思わず先生に一通のメールを送りました。
「私はフォーカルジストニアを患っていること。
もう一度右手と向き合うために、身体について勉強したいこと、左手のピアニストとして演奏活動・勉強を行っていることから、片手のみで演奏しているので身体のバランスや重心のかけ方に今大変疑問を持っていること。
また出逢う方皆、アレクサンダーテクニックは本当に良いと仰り、今の私にとても必要なものではないかと感じることから是非アレクサンダーテクニックを勉強したい」という内容。

直ぐに先生から回答をいただきました。
「是非、一緒に勉強しよう!」


そして、この度16日にお逢いできる形となりました。


・・アレクサンダーテクニックのレッスン‥
◆まずは、自己紹介と右手の症状について
9年前にジストニアになった時の様子、その後1年間リハビリのようなものを行った後の様子、最近の右手の様子、感じることなど・・
◆アレクサンダーテクニックとは・・・
◆「座る」「立つ」
身体の状態。重心、どこの骨に意識を向けるか、その際他の身体の部位は脱力できているか一つ一つの確認。
座る立つを繰り返す。その時々の瞬間、身体の状態はどうなっているのか。
呼吸する時の意識、自然な状態とはどういうことなのか。

私の場合はやはり右腕、指の力を抜くことが簡単ではなく、思ったよりも時間が掛かりました。
また座った瞬間に両肩に力が入ってしまい身体が自然な状態ではないことも、先生の指摘から初めて気付きました。
今まで骨の意識など全く行っていなかったことから、それ故演奏の際、背中に力が入ってしまうのかもしれません。
(「骨を感じる」「地面を感じる」「空気を感じる」と考える方が私にはしっくりときました。)


また、アレクサンダーテクニックは演奏のためではなく普段の生活のためであるということのようです。
「座る」という姿勢も、ピアノ演奏の場合は足を使いペダルを押します。そして手は鍵盤の上にに置きます。つまり意識する部分が多くなり、その都度重心、身体の使い方も変わります。だからこそ、演奏のためであるのならば、その演奏専門でしっかりと身体の使い方も教えてくれる先生に習うことも大切だよと仰っていました。
そして、アレクサンダーテクニックは治療でもないことも仰っていました。


一人一人身体の状態は違うので、アレクサンダーテクニックで学ぶことから応用させ、演奏に活かすことができることもとても良いのではないかとも考えます。


そして母国語ではないドイツ語。
ドイツ語を話す時の自分の身体の状態(特に腕!)を時々観察してごらんと先生がおっしゃっていました。慣れないものを行う時は、人はどうしても自然な状態ではないようです。



Andreas Sandri先生は学部生を対象にレッスンしているため、私は授業登録ができません。
大変人気な授業で1日のレッスンは朝から夜まで行われ席が空いていないと友人から聞いていました。
受講する前は、例え受講料が高くともプライベートレッスンで是非習うことができるといいな!と考えていましたが、
幸運にも、学生がレッスンを休むときはその時間に一緒に勉強させていただけることとなりました。
しかし、人気のレッスンを休む学生なんているのかな・・とも考えてしまいます。
そんなことを考えていると、どうしても習いたい時は時間を作るから言ってねと・・仰っていただきました。
親身に考えてくださる優しい先生です。

日本の実家から送ってもらった本、以前購入した【ピアニストなた誰でも知っておきたい「からだ」のこと】も、もうじきグラーツに到着します。
次回先生にお逢いできる際は、勉強したことも報告した上に疑問も投げかけ、意見交換が出来るといいなと考えます。



レッスン後この日の1日は身体が楽になり、スイスイとスムーズに歩くことのできるような体感。


集中することの大切さも学びました。
決して0ではない可能性、得ることに喜びを持っています。



Andreas Sandri先生との出逢いに感謝いたします。


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Profil

Yasuyo Segawa

Author:Yasuyo Segawa
左手のためのピアノ作品を演奏しています。
公式ホームページ: http://yasuyo32mini.web.fc2.com/
2012年よりオーストリア・グラーツ芸術大学大学院に留学。
片手作品も両手作品も垣根なく誰もが音楽を楽しむことのできる未来を目指したいと願い、研鑚を積んでいます。 
片手作品に興味を持っていただけましたら嬉しいです。
人との出会い、笑顔をみること、自然が大好きです^^*♪

-profile-
1988年 広島県出身 3才よりピアノを始める 

2005年 演奏時右手指に違和感を感じ、症状が悪化する

2006年 安田女子高等学校を経てエリザベト音楽大学に入学、10月局所性ジストニアと診断されその後左手作品と出会う

2009年 左手のピア二スト智内威雄氏に出会い、左手作品のレッスンを受け始める

2010年 エリザベト音楽大学音楽学部演奏学科を卒業、卒業演奏会、第80回読売新人演奏会など各新人演奏会に出演、
    広島プロミシングコンサート 2010 にて広島交響楽団と吉松隆作曲左手のためのピアノ協奏曲「ケフェウス・ノート」を共演
    広島国際文化財団ヒロシマスカラシップ2010中村音楽奨学金奨学生に選出される

2012年 新進演奏家育成プロジェクトにて広島交響楽団と M.ラヴェル作曲左手のためのピアノ協奏曲を共演
    オーストリア・グラーツ芸術大学大学院に左手作品のみで受験、合格する

2013年 左手のピアニスト4人によるコンサートを地元の広島市・呉市にて企画、開催
     one hand piano music series-1 瀬川泰代「はじまり」の CD を発売する
     ポーランドにて演奏会に出演、スロヴァキアやイタリアの講習会に参加する
     月刊ショパン7月号、留学リレーエッセイにて執筆する
 イタリアで開催されたコンクールにて左手作品を演奏し、1位Assolutoを受賞
     ワンハンド・ピアノフェスタ!~片手でチャレンジ!~を「左手のアーカイブ」プロジェクトのメンバーと企画、東京にて開催
      ヒロシマ平和創造基金ヒロシマスカラシップ2013中村音楽奨学金奨学生に選出される
      府中ライオンズクラブ主催「瀬川泰代ワンハンド・ピアノリサイタル」にて演奏、好評を博す
2年連続アオギリ平和コンサートに出演、被爆ピアノの演奏をおこなう

これまでに平本恵子、濵本恵康、横山幸雄、智内威雄の各氏に師事、また新聞、ラジオ、テレビなど各メディアに取り上げられる

現在、オーストリア・グラーツ芸術大学大学院に在籍し池場文美氏に師事

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